nslookup

http://www.linuxcommand.org/man_pages/nslookup8.html

nslookup [-option] [name | -] [server]

DNSサーバーに名前解決の問い合わせを行います。 nslookupは、DNSサーバーに問い合わせを行うプログラムです。 nslookupは対話形式と非対話形式の2つのモードを持ちます。対話形式モードは、ユーザーが様々なホストとドメインの情報をDNSサーバーに問い合わせる事を、またドメイン内のホスト一覧を表示する事を可能にします。非対話形式モードは、ホストまたはドメインの名前とリクエストされた情報のみを表示する際に使用されます。

引数
対話形式モード

引数

下記のケースにより、対話形式(インタラクティブ)モードに移行します。

引数が与えられなかった場合(デフォルトのDNSサーバーが使用されます。)
1つ目の引数がハイフン(-)で、2つ目の引数がホスト名、またはDNSサーバーのアドレスである場合

第1引数として与えられたホスト名またはアドレスが見つかった際に、非対話形式モードになります。任意の第2引数はDNSサーバーのホスト名またはアドレスを指定します。

オプションはハイフンを引数の前に接頭辞として付けることで、コマンドライン上でも指定する事が可能です。例えば、ホスト情報用にするためにデフォルトのクエリータイプを変更して、初期タイムアウト時間を10秒にするには、次のようにします。

nslookup -query=hinfo -timeout=10

対話形式モード

host [server]

現在指定されているデフォルトのサーバーまたは指定されたサーバーを使用して、hostの情報を探します。もしhostがアドレスで、問い合わせタイプがAまたはPRTの場合、 hostの名前が返されます。もしhostが名前で最後にピリオドが無ければ、検索リストは名前を修正するのに使用されます。現在のドメイン内に無いhostを探すには、名前にピリオドを付け足します。

server domain lserver domain

デフォルトサーバーのドメインを変更します。 serverがデフォルトで使用するDNSサーバーを変更するのに対し、 lserverはドメインについての情報を探すのに最初(ルートDNS?)サーバーを使用します。公式な回答が得られない場合は、答えを持っているかもしれないサーバ名が返されます。

exit

プログラムを終了します。

set keyword[=value]

このコマンドはlookup動作に影響するステータス情報を変更するのに使用されます。使用出来るkeywordは下記の通りです。

all

設定するために頻繁に使用されるオプションの現在の値を表示します。現在のデフォルトサーバーとホストについての情報も表示します。

class=value

クエリークラスを下記の中のいずれかに変更します。(略字:cl)

IN (デフォルト)	インターネットクラス
CH	the Chaos class
HS	the Hesiod class
ANY	wildcard

このクラスは情報のプロトコルグループを指定します。

[no]debug

完全な応答パケットと検索時の中間応答パケットの表示/非表示を切り替えます。 (デフォルトは、nodebug、略字は[no]deb)

[no]d2

デバッグモードのON/OFFを切り替えます。これはnslookupが何をしているかをより詳しく表示します。 (Default = nod2)

domain=name

Sets the search list to name. [no]search If the lookup request contains at least one period but doesn’t end with a trailing period, append the domain names in the domain search list to the request until an answer is received. (Default = search)

port=value

Change the default TCP/UDP name server port to value. (Default = 53; abbreviation = po)

querytype=value ype=value

Change the type of the information query. (Default = A; abbreviations = q, ty) [no]recurse Tell the name server to query other servers if it does not have the information. (Default = recurse; abbreviation = [no]rec)

retry=number

Set the number of retries to number.

timeout=number

Change the initial timeout interval for waiting for a reply to number seconds. [no]vc Always use a virtual circuit when sending requests to the server. (Default = novc) [no]fail Try the next nameserver if a nameserver responds with SERVFAIL or a referral (nofail) or terminate query (fail) on such a response. (Default = nofail)